横浜市青葉区の保育所に入るには?保活の点数や申し込み方法を解説

Cover Image for 横浜市青葉区の保育所に入るには?保活の点数や申し込み方法を解説
横浜市の保活
2023-08-05

みなさん、こんにちは。ほかつーるマガジン編集部です。

横浜市青葉区にお住まいの方で、お子さんの預け先に頭を悩ませているママやパパも多いのではないでしょうか。

青葉区は、けっして入園しやすいエリアではありません。お子さんを認可保育所に入園させるためには、効果的な保活が不可欠です。

ここでは、青葉区の点数(指数)の数え方や待機児童数、申し込みスケジュールなど、押さえておきたい基本情報について解説します。青葉区の認可保育所にお子さんを入れさせたい方はぜひ参考にしてください。

保活の点数のしくみ

保育所に入所できるかどうかは、自治体が各家庭につけた点数(指数)によって判断されます。点数には「基準指数」と「調整指数」があり、それぞれを合計した点数が高いほど、入所しやすくなるしくみです。基準指数と調整指数が同一の場合は、優先順位で決められます。

以下は、横浜市の点数の数え方です。横浜市では基準指数は点数ではなく「ランク」で表されます。

ランク

保護者のの就労や介護、就学などの状況に応じA~Iのいずれかのランク付けが行われる

父親と母親でランクが異なる場合は低いほうが適用される

調整指数

家庭状況にあわせ、加点・減点の調整がされる

優先順位

以下の順で考慮して優先順位を決定する

1.災害 2.疾病・障害 3.就労 4.介護 5.ひとり親等6.就労(内定)7.就学等 8.出産 9.求職中の順で優先順位が高くなる

多子世帯(子が多い世帯ほど優先される)

所得金額(低いほど優先される)

(出典:横浜市青葉区「利用調整について」/https://www.city.yokohama.lg.jp/aoba/kurashi/kosodate_kyoiku/hoiku/riyou.html

1-1.ランク判定の基準

横浜市では、ランクは以下の状況を考慮して決まります。

状況

ランク

1.就労

就労日数・時間に応じA~Fのいずれか

2.産前産後

出産または出産予定日の前後各8週間の期間にある場合はG

3-1.病気・けが

入院から通院加療中まで、治療状況に応じてA・C・Eのいずれか

3-2.障害

身体障害者手帳の等級によりA・B・Eのいずれか

4.介護

親族の介護状況によりA・B・C・Fのいずれか

5.災害の復旧

災害の復旧にあたっている場合はA

6.通学

就職に必要な技能習得を目的として通学している場合はE

7.求職中

求職者中の場合はH

8.ひとり親世帯

ひとり親世帯で、福祉保健センター長が就労等により自立促進が図れると判断した場合はA

9.保育士

保護者が保育施設で月20日・週35時間以上保育業務に従事している場合はA

10.市外在住

横浜市外在住者はI

11.そのほか

状況により判断

(出典:令和5年度 横浜市保育所利用案内/https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/hoiku-yoji/shisetsu/hoikuriyou/r5hoikuriyou.files/0153_20230426.pdf

父親と母親でランクが異なる場合は、低いほうが適用されます。

例)

父親:月20日以上、1週40時間以上の労働に従事している ⇒ Aランク

母親:月16日以上、1週24時間以上の労働に従事している ⇒ Cランク

⇒この家庭は母親のランクであるCが適用される

また、ひとり親世帯や生活保護世帯、生計の中心者が失業している世帯などは「ランク引上げ」が適用されます。

詳しくは「令和5年度横浜市保育所利用案内」24~25ページを確認してください。

1-2.調整指数の基準

同一ランクになった場合は「調整指数一覧表」に基づき、指数を判定します。

ここでは、一覧表から一部を抜粋して紹介します。

状況

調整指数

保育の代替手段

65歳未満の親族に預けている

-1

横浜保育室や認可乳児保育所、小規模保育事業、家庭的保育事業等を卒園している

5

就労状況等

保護者が単身赴任

2

両親のいずれかが毎月2回以上夜勤がある

1

ひとり親世帯

ひとり親世帯で65歳未満の同居親族がいない

3

ひとり親世帯で65歳未満の同居親族がいる

1

(出典:令和5年度 横浜市保育所利用案内/https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/hoiku-yoji/shisetsu/hoikuriyou/r5hoikuriyou.files/0153_20230426.pdf

基準指数がAランクであっても、仮に祖父母に子どもの面倒を見てもらっているなら、調整指数で1点減点されるしくみです。

横浜保育室や家庭的保育事業を利用した実績がある場合は、5点と大きな加点が望めます。

青葉区の保育所の利用料はいくら?

横浜市の保育所利用料は以下のとおりです。

年齢

利用料

副食費

そのほかの負担

0~2歳児

0~7万7500円

遠足代など。施設によって異なる

3~5歳児

無料

施設によって異なる

主食費や遠足代など。施設によって異なる

(出典:令和5年度 横浜市保育所等利用料のご案内/https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/hoiku-yoji/shisetsu/riyouryo/riyouryosantei/default20190319.files/0030_20230315.pdf)

2019年10月より開始した幼保無償化により、3~5歳児の保育料は無料です。副食費も、年収360万円未満相当世帯や生活保護世帯などは免除されます。

0~2歳児の保険料は以下の3つの要件から決定されます。

・市民税所得割額

・保育必要量(標準時間:1日11時間・短時間:1日8時間)

・きょうだい区分(第1~3子)

市民税所得割額は、5~6月ごろに勤め先から送付される通知書を見れば確認できます。また、市役所窓口などで取得できる「課税・非課税証明書」でも確認可能です。

以下は、令和5年度の利用料(月額)の一覧です。表の該当するところを見れば保育料がわかります。ただし、保育料は年度によって変わることがありますので、参考程度に見てください。

(引用:令和5年度横浜市⼦ども・⼦育て⽀援新制度利⽤料(保育料)(⽉額)/https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/hoiku-yoji/shisetsu/riyouryo/riyouryosantei/default20190319.files/0032_20230315.pdf 引用日 2023/08/01)

保育必要量が短時間のほうが標準時間より安く、第2子のほうが第1子より安くなります。

人気状況や待機児童数はどれくらい?

横浜市の発表によると、2023年4月1日時点での保育所の待機児童数は10人です。

2023年4月

対前年比

就学前児童数

15万5332人

-5452人

保育所等利用申請者数:A

7万4459人

+921人

利用児童数:B

7万1236人

+635人

育児休業延長希望の数:C

1468人

+178人

保留児童数:A-B-C

1755人

+108人

待機児童数

10人

-1人

(引用:令和5年度 保育所等利用待機児童について/https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kodomo/2023/0516taiki050401.files/0003_20230515.pdf 引用日2023/08/01)

保育所の利用申請者は前年に比べ大幅に増えており、横浜市の保育所は高い人気があります。

待機児童は10人とする一方、保留児童が1755人も存在します。待機児童も保留児童も保育所への入所を希望しているものの入れない子どものことです。しかたなくほかの保育サービスを利用していたり、やむを得ず保護者が育児休業を延長して面倒を見ていたりする場合は待機児童ではなく保留児童として扱われます。

待機児童が10人というとかなり少ない印象を受けますが、保留児童数が多いことを考えると、保活はなかなか厳しいといえるでしょう。

申請から結果通知までのスケジュール

保活では、スケジュールにそって早めに動くことが大切です。ここでは、2023年度4月1日からの利用する場合のスケジュールを紹介します。

  • 一次利用申請開始:2022年10月12日 

  • 郵送申請の締め切り:2022年2日

  • 窓口申請期間:2022年11月4日~16日

  • 不足書類提出締切日:2022年11月30日(提出書類に不備があった場合)

  • 結果通知:2023年2月上旬

  • 二次利用申請開始:2023年1月4日

  • 申請締め切り:2023年2月10日

  • 結果通知:2023年3月10日前後

一次利用申請で保留になった家庭は、自動的に二次利用申請の対象となるため、あらためて申請する必要はありません。ただし、希望園を変更する場合は、こども家庭支援課に必要書類を提出する必要があります。

申請方法を解説

入園の申し込み方法は、一次利用申請と二次利用申請で異なります。それぞれのケースにあわせて紹介します。

一次利用申請

入所の申し込み方法は、原則として郵送です。封筒に必要書類を一式入れて送付します。やむを得ない理由がある場合に限り、郵送申請の締め切り後に青葉区役所こども家庭支援課の窓口で受付します。

提出先は以下のとおりです。

郵送:〒231-8350 横浜市こども青少年局 認定・利用調整事務センター

窓口:青葉区役所こども家庭支援課(青葉区役所 2階 37 番窓口)

なお、書類に不足や不備があった場合、不足書類提出締切日までに再提出する必要があります。間に合わなかった場合、利用調整で不利になるので十分に注意しましょう。

二次利用申請

二次利用申請の申し込み方法は、郵送または窓口申請です。受付はこども家庭窓口支援課です。一次利用申請と異なるので注意しましょう。

郵送・窓口とも:〒225-0024 青葉区市ケ尾町 31-4 青葉区役所こども家庭支援課保育担当

申請に必要な書類一覧

提出が必要な書類は以下のとおりです。

すべての人が必要な書類

給付認定申請書

利用申請書(保育所等用)

マイナンバー記入用紙

本人確認書類

保育を必要とすることを証明する書類

保育を必要とすることを証明する書類

就労

就労証明書

出産

母子健康手帳のコピー

病気・ケガ

診断書など

障害(保護者に障害がある場合) 

障害者手帳のコピー

介護・看護

病人の診断書・障害者手帳のコピーなど

タイムスケジュール

通所・通学の付き添い

通園・通学証明書

タイムスケジュール

通学(保護者が通っている場合)

在学証明書

時間割表やタイムスケジュール

(出典:令和5年度 横浜市保育所利用案内/https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/hoiku-yoji/shisetsu/hoikuriyou/r5hoikuriyou.files/0153_20230426.pdf

そのほか、横浜保育室などの利用実績がある、出産前に利用申請するなど、子どもや世帯の状況によって提出が必要な書類があります。

保育課情報

保育所入所に関する疑問点や確認事項がある場合は、こども家庭支援課が問い合わせ先です。

担当課

青葉区 こども家庭支援課

住所

〒225-0024

横浜市青葉区市ケ尾町31番地4

青葉区役所2階

保育担当の連絡先

TEL:045-978-2528

FAX:045-978-2422

E-mail:ao-hoiku@city.yokohama.jp

窓口:2階37番窓口

区役所の開庁時間

月曜日~金曜日:8:45~17:00

わからないことがあれば、早めに確認しましょう。

横浜市の保育サービス

横浜市には、さまざまな保育サービスがあります。ここでは、保育園や家庭的保育事業のように日常的にお子さんを預ける場合ではなく、ときどき預けたい場合のサービスを中心に紹介します。

サービス

概要

利用方法

乳幼児一時預かり事業

生後57日~就学前の子どもが対象

理由を問わず月120時間まで預けられる

利用料金は1時間300円

一時預かりWEB予約システム」で面談申し込みし、希望施設に来所して面談を受ける

横浜子育てサポートシステム

子どもを預けたい人・子どもを預かりたい人がそれぞれ利用会員・提供会員として登録

必要に応じて利用会員が提供会員に援助を依頼するシステム

利用料は1時間500円より

各区で実施している入会説明会に参加し、登録する

親と子のつどいの広場

マンションの一室や商店街の空き店舗を利用し、子育て中の親子が交流する施設

利用料金は施設により異なる

各施設に直接問い合わせ

まとめ

青葉区の保活に関して、基本的な情報を紹介しました。保活を進めるなら、スケジュールをしっかり把握することが大切です。「横浜市保育所等利用案内」にも目を通し、必要な書類の準備をしておきましょう。

保護者の就労状況などで決まるランクを急に上げるのは難しいため、場合によっては「横浜保育室を利用するなどして調整指数での加点を狙うのも1つの方法です。

早めに保活を始め、希望する保育所の入園を勝ち取りましょう。

URLをコピーする

おすすめ記事

TOP > ほかつーるマガジン > 横浜市の保活 > 横浜市青葉区の保育所に入るには?保活の点数や申し込み方法を解説