早生まれの保活は不利!?保育園の内定を取るための行動や育休取得について紹介!

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保活
2023-07-26

保育園の入園待ち児童問題は地域によって異なります。地方の場合は早生まれや遅生まれによる保活の有利不利はあまり関係ありません。

しかし、東京都や大阪府、愛知県などの都会では待機児童問題が深刻であり、早生まれの子どもは保活において不利な状況にあることがあります。

不利な理由は複数ありますが、早生まれ特有の問題もありますので、こちらでは早生まれが保活においてなぜ不利なのか、そして保育園の内定を得るための行動について紹介します。

お気をつけて保活に取り組まれることをおすすめします。

早生まれの保活が遅生まれよりも不利とされる理由とは?

子どもの誕生日による区分で、一般的に早生まれとは1月1日から4月1日までに生まれた子どもを指し、遅生まれは4月2日から12月31日までに生まれた子どもを指します。

こちらでは、日本の教育制度による影響から、早生まれの子どもが保活において不利になる理由についていくつかご紹介します。

日本では4月時点で入学や入園が行われる

日本の入学や入園制度は4月が節目となります。

特に0歳児の場合、3月生まれと4月生まれが同じタイミングで入園の手続きを行うため、4月生まれの場合は次年度の4月に入園することになり、保活の準備期間が比較的十分にある一方で、3月生まれの場合は保活ができる期間が非常に限られてしまいます。

妊娠中から保活を始めることがベストな方法である一方で、予定日を過ぎてしまうと次年度の申請となってしまうという事情もありますね。

このように、時間的なタイミングによって保活が不利になる点が遅生まれの特徴的な問題として挙げられます。

保活において、早生まれと遅生まれの保護者がそれぞれのタイミングに合わせた対策を取る必要があるということが理解されると思います。予定日を意識した上で、柔軟な対応が求められる課題ですね。

早生まれだと0歳児の保活は既に終わっているケースが多い

早生まれの場合、子どもが生まれるのは1月~3月の期間になりますが、認可保育園の翌年度の一次募集の受付は11月~12月頃に締め切られることが一般的です。

そのため、お子さまが生まれた時点ですでに一次募集が終了してしまうことがあり、その後の保活は難しい場合があります。

二次募集や三次募集を行う保育園もありますが、待機児童が多い地域では一次募集ですでに定員に達してしまい、追加募集が行われないこともあります。

これらの理由から、0歳児での入園を諦め、一時的に認可外の保育施設を利用し、1歳児の4月入園を目指す方も増えています。

ただし、1歳児の募集は0歳児に比べて新規の募集枠数が少なくなることがありますので、その点には注意が必要です。

入園時の対象月齢を満たしていないケースがある

認可保育園の場合、入園時に定められている子どもの月齢が満たない場合には申込みができないことがあります。

その際の対象月齢は一般的に4ヶ月~5ヶ月となっていることが多く、早生まれの場合は1月生まれだったとしても、4月時点での月齢は3ヶ月になりますので、申し込みができないことがあります。

対象月齢を満たす時期になると、4月度の入園に間に合わないため、翌年度以降の入園を目指すことになります。

このように、生まれる前から保活をスタートしていても、対象月齢の問題で入園ができないケースもあるため、早生まれの保活は不利な場合もあります。

早生まれで保育園の内定を取るために必要な行動について

早生まれの場合、妊娠時期は3月~5月くらいから始まり、妊娠が確認されるのは5月~7月くらいが一般的です。

妊娠初期は悪阻や体調不良などが多く、行動が難しい時期もあるかもしれませんが、0歳児での入園を考える場合は妊娠初期から保活を始めることが重要です。

2月生まれや3月生まれの場合、労働基準法の関係で産後2ヶ月は働けない場合も多く、入園が難しいケースもありますが、1月生まれの場合は0歳児での入園が可能な可能性があります。

こちらでは、早生まれの保護者が保育園の内定を得るために必要な行動について紹介します。

2月生まれや3月生まれだと4月入園を諦めなければならない理由

早生まれの保活は不利だとされていますが、その理由の一つに労働基準法の問題があります。

まずはこちらを御覧ください。

【引用】厚生労働省「労働基準法における母性保護規定」

労働基準法第65条第1項および第2項では、産前・産後の休暇について規定されています。

この規定によれば、会社は産後8週間(56日間)は女性を就業させることができないため、産後2ヶ月までは母親が自宅にいることが一般的です。

認可保育園では、産後56日間を過ぎていないと入園資格がないため、2月生まれや3月生まれの場合は産後休暇が終わるまでに4月を迎えてしまいます。

そのため、同じ早生まれでも2月生まれや3月生まれの場合は入園を諦めなければなりません。

保活の際に保育園を探す場合は、受け入れてくれる月齢に注意して探すことが大切です。

保育園の入園条件に合わせて計画的に進めることで、よりスムーズな保活ができることを念頭に置いてください。

1月生まれで4月入園を狙う場合に起こす行動について

1月生まれの場合は、2月生まれや3月生まれとは異なり、4月の入園を狙える可能性があります。

もちろん、認可保育園が定めている月齢に満たない場合は入園が難しいこともありますが、月齢を特定していない保育園の場合は入園のチャンスが残されているということです。

こちらでは、1月生まれで4月入園を狙う場合の行動について簡単に紹介します。

保活において、柔軟なアプローチが大切です。入園条件をよく確認し、1月生まれでも4月入園を目指すためには適切な保育園を見つけ、早めの対応を心がけることが重要です。

保育園の情報を調べて、見学に行く

保活のスタート時点では、早生まれと遅生まれの間に大きな差はありません。

注意すべきポイントは、希望する保育園の条件に違いがあることです。

子どもの月齢や申込み時期など、保育園を選ぶ際にはこれらの条件に注意すると良いでしょう。

保育園の運営や雰囲気を理解するためには、見学が重要です。候補を絞ったら、必ず保育園を見学するようにしましょう。

保活において、自分の希望に合った保育園を見つけるために、慎重な選択と準備が大切です。柔軟な対応を心がけつつ、理想の保育環境を見つけることを願っています。

保育園の入園申し込みをスタートする

保育園の選定が完了したら、次は保育園の入園申し込みを行います。

多くの自治体では10月~12月頃に受付が始まるため、この時期に申し込む必要があります。

1月生まれの場合、妊娠8ヶ月~10ヶ月くらいになるため、行動するのも難しい時期かもしれませんが、周りの協力も得ながら進めてください。

注意点としては、子どもがまだ生まれていない場合は、申込みを完了しても仮申込として扱われることがあります。そのため、子どもが生まれてから本申し込みを行わないと仮申込が無効になってしまうことがあります。

忘れずに本申し込みを行うようにしてください。

保活においてはタイミングが重要ですが、周囲の協力を得ながら計画的に進めることでスムーズな入園手続きができることを願っています。

保育園の入園可否通知の結果によって行動を変える

1月から2月頃には、保育園の入園可否の通知が届きます。

この通知は保育園の内定通知のようなもので、合格していれば4月からその保育園に入園することができます。しかし、不承諾通知の場合は審査に通過できなかったことを意味しますので、次の行動を起こす必要があります。

その場合は、二次募集を行っている保育園を探し、申込みに向けた準備を進める必要があります。

この時期はまだ産後間もない状態で行動するのが難しいかもしれませんが、周りの協力を得ながら進めてください。

もし二次募集でもうまくいかない場合は、認可外の保育施設の利用を考えることも一つの選択肢です。

保活はタイミングが重要であり、計画的な行動と周囲の支援を活用することでよりスムーズに進めることができるでしょう。柔軟な対応を心掛けつつ、理想の保育環境を見つけることを願っています。

0歳児入園を目指す際のポイントについて

1月生まれで4月の入園を目指す場合は、遅生まれと比べて時間や保育園の条件などに余裕がないことが多いです。

そのため、1月生まれで0歳児入園を目指す場合は、以下の3点に気を付けて保活を進めると良いでしょう。

小規模保育園や新設保育園を検討する

小規模保育園や新設保育園は、予想される希望者が少ないため入園できる可能性が高いです。ただし、小規模保育園に入園した場合は、3歳児に再度保活をしなければなりません。

世帯の点数で入れそうな保育園を探す

保護者の状況に応じて世帯の点数が出されるため、入園できるかどうかはこの点数による審査が大きな要素です。自治体によっては、該当する認可保育園への最低点数を公開している場合もありますので、参考にして入れそうな保育園を見つけることが重要です。

認可外保育施設への併願をする

1月生まれはギリギリ4月の入園が間に合う可能性がありますが、間に合わなかった場合に1年持ち越すことになることも考慮しましょう。認可外保育施設の場合は、審査ではなく申込順が重視されることが多いため、併願を出しておけば認可保育園に入園できなかった場合でも安心することができます。

これらのポイントを念頭に置いて、1月生まれでの保活を進めることでよりスムーズに希望の保育環境に近づけることを願っています。

まとめ

早生まれの保活は、遅生まれと比較して不利な点がいくつかあります。

早生まれの場合、行動する時間が短くなることや、入園条件に満たないケースも出てくるため、どうしても不利になることがあります。

また、2月生まれや3月生まれの場合は、0歳児での入園を諦めなければならないケースも多いため、その点においても遅生まれより不利だと言わざるを得ません。

1月から3月の期間に子どもが生まれる場合は、子どもが生まれる前からの保活が必須となりますので、できる限り早く保活を開始して希望する保育園に入園できるように行動してください。

保活においては早期の準備が重要であり、家族のサポートと協力を得ながら、スムーズな入園を目指すことが大切です。柔軟な対応と前向きな姿勢で、理想の保育環境を見つけることを願っています。

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