産後から保活を始める場合の手順と注意点をご紹介!
みなさんこんにちは。ほかつーる運営局です。
お子様がいつ生まれても、保活のスケジュールは慌ただしいですよね。 今回の記事では、産後の保活について解説していきます。
遅めのスタート...?産後の保活のコツ
始められることから始める
産前・産後は忙しくて保活が出来なかったという人も多いと思います。
こちらのデータをご覧ください。
こちらは、平成28年に厚生労働省が実施した調査の結果に基づくデータですが、出産後6ヶ月以降に保活を開始した人が23.0%と最も多く、次いで多いのが出産後6ヶ月未満に保活を開始した人(22.1%)です。
全体の45%以上の人が産後に保活を始めていて、さらに出産後6ヶ月も経過してから始めている人が最も多いというデータになっています。
このデータから分かるのは、「焦る必要はない」ということです。
もちろん、出産前から保活を始めると他の人よりも優位に物事を進められる可能性が高いです。
しかし、産後の保活となってしまったとしても他の人と同じようなペースで進められるので、落ち着いて保活を進めていきましょう!
産後に保活を始める際の最初から最後までのステップ
産後に保活を始める場合の、最初から最後までのステップを紹介します。
1.入園時期を決める
保活を始める際に、最初に決めることは「入園の時期」です。
保育園の入園は一般的に4月に行われます。
そのため、「0歳児の4月」に入園するのか、「1歳児の4月」に入園するのかによって今後のスケジュールが大きく変わります。
例えば、2021年8月に生まれた子供は、2021年4月〜2022年3月の間に生まれた子供達と同じクラスになります。2022年4月から入園すれば0歳児クラス、2023年4月から入園すれば、1歳児クラスでの入園となります。
入園したい保育園をリスト化する
入園時期が決定したら、次は入園したい保育園をリスト化します。
ほかつーるでは、現在地から近い順に簡単にリストを出すことができます。
ぜひご活用ください。
ほかつーるTOP認可外保育施設に問い合わせをする
保活は認可保育園へ入園するための活動という認識が強いので、「認可保育園へ入園するのに何で認可外保育施設に問い合わせをするの?」と思う人も多いでしょう。
ここでのポイントは「産後の保活では認可外保育施設を利用するのがオススメだ」ということです。
まずはこちらのデータをご覧ください。
こちらは上記でも紹介したデータの続きですが、保活をする上でどのような点で負担を感じたかのグラフです。
主に負担を感じた部分としては「情報収集」・「市役所などを訪問」・「子どもを一時的に他の施設へ預けた」の3つが多くなっています。
産前の保活でも、大きなお腹の状態で行動をするのは難しいですが、生まれたばかりの子どもを連れて保活をするのはそれ以上に難しいです。
そのため、認可保育園に応募する前に、認可外保育園に子どもを預けて、その間に認可保育園の保活をするのが体力面でも精神面でもオススメな方法となります。
認可外保育園は、認可保育園と違って随時受付をしています。現在空いているかどうか電話で問い合わせをしてみましょう。
認可外保育施設の見学および入園申し込みをする
希望する認可外保育施設への問い合わせが完了したら、次は認可外保育施設の見学および入園申し込みを行いましょう。
役所に行き、「保育園の入園案内」を手に入れる
認可外保育施設への子どもの入園が決定したら、次はメインの認可保育園へ入園するための保活です。
まずは自治体の役所に行き「保育園の入園案内」を手に入れます。
この入園案内には認可保育園に入園するための保活で必要な情報が全て載っているので、とても重要なアイテムです。
もちろん、自治体によって内容が異なるケースが多いので、その点については気を付けてください。
もしも、待機児童問題などで隣の自治体に引っ越しをして保活をしたいと考えているのならば、隣の自治体の役所に行き入園案内を取得するのが良いでしょう。
役所の保育課で最新の情報を手に入れる
役所で担当者から保育園の入園案内を受け取ればとりあえず安心できますが、もっと精度の高い保活をするのなら保育課の職員さんから最新の保育園の入園状況について直接聞くのがオススメです。
認可保育園への入園では点数制度が取り入れられていて、採点については自治体によって異なります。
そのため、どのような採点方式を採用しているのかなどを詳しく聞きたい場合は担当者から聞くのが良いでしょう。
対面でのみ、自治体のホームページには載っていない、去年の倍率などを教えてくれる自治体もあります。
認可保育園を選んで問い合わせをして、見学をする
認可保育園の選び方は、認可外保育施設を選ぶ際の手順と同じです。
まずは自分の生活環境の中から通わせたい保育園のリストアップをして、その保育園に見学の問い合わせを行います。
そして見学をした中から自分にとってベストな保育園を選ぶのが一連の流れです。
第1希望だけではなく第2希望や第3希望も押さえておいたほうが良いでしょう。
人気のある保育園の場合、落ちてしまうと次の行動が遅くなってしまうので、いくつかの保育園へ見学に行き、希望する保育園を増やしておくのがオススメです。
保育園への入園申込書を役所に取りに行く
通わせたい保育園が決まったら、役所に入園申込書を取りに行きます。
申し込み書類を郵送してくれたり、Webでの申し込みが可能な自治体もあります。
入園申込書には、申請に必要な書類や手続きの内容が全て記載されているので、その内容に従って手続きを進めてください。
注意点としては、自治体によって入園申込書の配布時期が異なるケースがあります。
一年を通していつでも配布している自治体や、10月以降にならないと翌年度の入園申込書を配布していない自治体もあるので、その辺りは自治体に合わせて行動すると良いでしょう。
会社や病院などから必要書類を出してもらう
自分が通わせたい保育園の入園申込書に記載されている必要書類を、病院や会社から出してもらわなければいけません。
この書類は、どのように仕事をしていたのかによって変わりますので、自分の環境に合わせた書類を出してもらってください。
また、育休中の方の場合は育休関連の書類が必要なケースもあるので、その辺りについて注意しておいたほうが良いでしょう。
必要書類や申請書類に記入し提出する
書類が手元に揃ったら、あとは必要書類や申請書類に記入をして提出するだけです。
申請時に必要な書類としては、保育が必要なことが証明できる書類なども含まれていますので、診断書や離職票などの提出が求められるケースもあります。
その場合は、会社だけではなく役所の他の部署から書類を受け取る必要があるケースもあるので注意が必要です。
期限に遅れてしまうとその時点で選考から外れてしまうので、余裕を持って提出するようにしましょう。
合格発表を待つ
申請が完了したら、あとは合格発表を待つだけです。
合格発表の日は保育園や自治体によって違いがありますが、おおよそ2月~3月くらいに発表されるケースが多くなっています。
ここまでくれば、とりあえず保活は完了です。
ただし、不合格になる可能性もあるので、保険を掛けることを忘れないでください。
不合格だった場合、二次募集の申請を行い、認可外保育施設の利用も考える
保育園が残念ながら不合格だった場合は、以下のような応募をする必要があります。
まずは二次募集を受け付けている認可保育園に申請を行います。
二次募集に落ちたときのことも想定して、認可外保育施設の利用も考えたほうが良いでしょう。
認可外保育施設も利用できなかった場合はベビーシッターなどの保育サービスを利用することになります。
まとめ
今回は産後の保活と、保活後の仕事への復帰について紹介しました。
産後の保活は難しいとか不利というように言われていますが、一般的に保活をスタートするのは産後だということはデータからも読み取れます。
そのため、焦らないで行動をすることが保活をスムーズに行うために必要なことなので、まずは落ち着いてできることから行っていきましょう!