0歳から2歳までの保活に必要な準備や情報収集のやり方などを徹底リサーチ!
みなさん、こんにちは。ほかつーるマガジン編集部です。
近年では共働き世帯も一般化されていて、子どもの出産が終わったら短い産休を経て仕事に復帰されるケースが多いです。
平成31年に厚生労働省が公表したデータでは、0歳児で保育園に入所する割合が約16%、1~2歳児が入所する割合では約48%と、2歳までに約65%の子どもが保育園に入所しています。
こちらでは、0歳から2歳までの保活に必要な準備や情報収集のやり方などについて紹介していきます。
一般的な保活に必要な準備とは
保活のための準備とは、「保育園に入園するために必要な準備」ということになります。
すでに子どもが居る家庭で、地元の保育園の入所状況などを把握できている人にとってはそれほど難しい問題ではありませんが、ここ10年ほど都市部では待機児童問題が深刻化しています。
待機児童というのは保育園に入園したくても定員オーバーのため入園できない状態を指していて、その状態にある地域では保活の準備を怠ると保育園に入園できません。
そのため、子どもが生まれてから保活を始めるのではなく、子どもが生まれる前から保活をするのがオススメです。
こちらでは、一般的な保活に必要な準備について何点か紹介していきます。
情報収集を行い、現在の保活の状況を確認する
保育園の入所状況というのは年々変化するものです。
そのため、最新の情報を入手して行動を始めないと、昨年と同じ行動では失敗してしまう恐れもあります。
最新の情報を入手するために最も大切なのは、自治体の役所に行って最新の入園案内と申請書類を一式もらうことです。
近年ではインターネットなどで保育園が公表している情報を参考にすることも可能ですが、WEB上の情報というのは更新がされていなかったり実際の募集とは異なっていたりすることもあります。
そのため、まずは公的機関が発表しているデータを手に入れてから行動をするのがベストです。
候補としてリストアップした保育園を見学しよう
最新の入園案内を手に入れたら、自分が送り迎えできる保育園をリストアップします。
この際に1箇所だけではなく複数箇所の保育園をリストアップしたほうが良いでしょう。
入園の激戦区では1つ目の保育園に入所できるほうがレアケースとなるので、1箇所目に入園できなかった場合に3箇所や4箇所ぐらいの保育園をリストアップするのがオススメです。
リストアップが完了したら、次は実際に保育園の見学をしてください。入園案内に書かれている情報と実際の保育園の環境は異なることもあります。先生の対応や、園児の表情などを見れば実際にどのような環境で育てられているのか確認できるでしょう。
見学の際には、自分なりに譲れないポイントなどもあると思われますので、それらの質問に対して真摯に答えてくれる園を選ぶのも重要なポイントの一つです。
入園する保育園が決まったら申し込み手続きの準備をしよう
見学も完了したら、次は入園に関する申し込み手続きをスタートします。
保育園の入園については、点数制となっていて一定の点数をクリアしていれば入園できるというものです。
この点数については公開している自治体と公開していない自治体がありますので、公開していない場合は自治体の担当者に自分の状況を伝えて入園できた例があるか聞いてみると良いでしょう。
新設の保育園の場合は状況が毎年のように変わるので、出来る限り新しい情報で確認することが大切です。
申込時に必要な書類については、最初に役所へ書類を取りに行った際の申請書類の中に記載されていると思われますが、一般的には下記の4点が必要となります。
・入園申込書類 ・保護者の状況を証明する書類 ・勤務証明書 ・通園実績を示す書類
これらの書類です。
通園実績については、過去に認可外保育施設などに入所していた場合に求められるものとなっていて、無い場合は必要ありませんので心配しないでください。
これらの他にも、申請書類に記載されている書類があれば準備をして申請をします。
希望する保育園に入れなかった場合は二次募集や三次募集を受ける
申請後は保育園側で審査が行われて、審査にクリアしていれば次年度から保育園に入所することが出来ます。
残念ながら審査に落ちてしまった場合は、諦めるのではなく二次募集や三次募集をしている保育園に申請をすると良いでしょう。認可外保育園は随時、認可保育園も毎月抽選を行なっている自治体がほとんどです。
この際に、どこの保育園が二次募集を行うのか分からないので、自分が送迎できる保育園については出来る限り見学をして確認をしておいたほうがオススメです。
また、最後の手段としては認可外保育所を利用することも考えておく必要があります。
0歳~2歳までの保活をするために必要なことについて
保活を始めるのに0歳児の4月に入園することを目指すのは、そのタイミングが最も入園者の枠数が多いためです。
保育園では基本的に毎年の4月に入園者を受け入れる形になっていますが、0歳児よりも1歳児、1歳児よりも2歳児というように入園者の枠数が減少する傾向にあります。
こちらでは、0歳児から2歳児までの保活において心がけるポイントについて紹介します。
0歳児の入園を目指した行動
0歳児の入園を目指す場合の行動方針としては、原則として妊娠中から行動するのが基本です。
ただし、地域によっては待機児童問題などが無いこともあるので、その場合はゆっくりと始めても問題ありません。
しかし、保活については始めるのが早ければ早いほど後の選択肢が広がるので、自分の時間に自由があるのなら出来る限り早く始めたほうが良いでしょう。
保活の始め方については、上記で紹介したように始めれば問題ありません。
1歳児から入園を目指す際の行動
1歳児からの入園を目指す際の行動方針としては、希望する認可保育園に入園できない可能性も考慮したほうが良いです。
1歳児は早生まれの子どもが希望するケースもあり、さらに0歳児クラスで入園した子どもたちが繰り上がるため、0歳児クラスと比べると入園の枠数が少なく、競争率が高くなってしまいます。
そのため、認可保育園だけではなく認可外保育所に入所する可能性も含めて見学や申請手続きの方法なども調べておいたほうが良いでしょう。
また、認可外保育所の場合は申込順に入園できるケースも多いので、なるべく早く行動するのがオススメです。
ただし、認可保育園に入園できる可能性が高いのならば、認可保育園の審査を待ってからすぐに行動できる準備をしても良いかもしれません。
2歳児から入園する場合の行動
2歳児からの入園となると、育休制度をフルで活用した場合に多く見られる傾向ですが、認可保育園では少し難しいケースが多いです。
特に都市部では待機児童問題が長引いていますので、2歳児だと枠数が無いケースも多く、認可保育園ではなく認可外保育所を検討したほうが良いケースもあります。
また、保育園という選択肢ではなくベビーシッターを利用するというのもオススメな方法です。
都会部の中でも特に東京都ではベビーシッター支援事業に取り組んでいますので、住んでいる地域によっては補助金などの制度を利用することができるケースもあります。
2歳を過ぎて3歳になると保育園だけではなく認定子ども園、幼稚園なども選択肢に入ってきますので、今後のライフプランを考えて行動すると良いでしょう。
保活を優先するのなら今までの生活を変える努力も必要
保活の目的は子どもを保育園に入園させるのがポイントなので、出来る限り入園させやすい環境や状況を作ることが大切です。
こちらでは保活を優先して生活を充実させる、または変化させる方法について紹介します。
保育園への入園は原則としてその地域に住んでいる人が優先される
都心部で仕事をしている人の場合は、他県から通勤しているケースも多く、子どもを送迎することを考えた場合に住んでいる地域から遠いところのほうが都合の良い人も多いと思われます。
その場合に注意してもらいたいのが、入園審査は原則としてその保育園がある地域に住んでいる人が優先されるということです。例えば、住んでいるところとは違う地区にある職場に近い保育園に応募した場合、そこに住んでいる人が優先されてしまうケースがほとんどです。
そのため保活をする際には、保育園によって入園の条件が異なることを覚えておいてください。
待機児童数や保育園の数は自治体によって異なる
待機児童数や保育園の数は自治体によって異なります。
簡単な例を出すと、厚生労働省が発表しているデータ(全国待機児童マップ)では、2021年の東京都の待機児童数は7,939人ですが、隣の県の埼玉県では1,509人、千葉県でも1,293人と、5分の1以下の待機児童数となっています。
このように、自治体によって待機児童数は大きく異なるので、通勤に支障が無いのであれば保育園に入園しやすい県に引っ越しをするのも1つの手段だということです。
まとめ
今回は0歳児から2歳児までの保活で必要な準備や情報収集のやり方、保活に対する心構えなどについて紹介しました。
住んでいる都道府県によっては、子どもが生まれてから行動を開始しても十分に間に合います。
しかし、都心部では待機児童問題も深刻化されていて、妊娠中から保活を始めないと保育園に入園できないケースも多いです。
ほかつーる編集部も、妊娠中から保活をし、0歳から息子を預けていますが大きなお腹で暑い中見学に行くのは本当に負担でした。今後は、政策などでそういった負担が減ることを祈るばかりです。
これから保活を始められる皆さん、妊娠、出産、育児と大変ですが、無理せず頑張りましょう✨