双子や三つ子ママの保活は難しい!?保育園選びのポイントや保育園が分かれた場合の対処法を紹介!
皆さんこんにちは。ほかつーる編集部です。
双子や三つ子が生まれると、育児にかかる労力が2倍や3倍になると思われがちですが、実際には2~3倍どころか、2~3乗になると言っても過言ではありません。
これは、保活の現場でも同じことになっていて、双子や三つ子が生まれた場合の保活は1人のときに比べるとあらゆる労力が数倍以上になると考えたほうが良いでしょう。
こちらでは、双子や三つ子が生まれたケースの保活で気になるポイントについていくつか紹介していきます。
双子や三つ子の保活は難しい!?
保活は自治体の役所へ申請書類や最新の情報を入手することから始めますが、双子や三つ子が生まれた場合は自治体の担当者の説明が変わるケースも多いです。
どのような説明が行われるのかについては下記のような事柄が挙げられます。
・双子が別々の園に入園することになっても問題ないか? ・双子や三つ子のうち、1人だけが入園となっても問題ないか? ・誰か1人のみが入園となった場合は、待機させるか認可外保育を利用するか?
信じられませんが、このような内容です。
これらの説明は待機児童数が多い地域では特に行われていることになっていて、自治体としても既に待機児童が発生しているために、全ての子どもを希望通りに保育園へ入園させるのは難しいという判断です。
そのため、双子や三つ子が同じ園に入れるという保証が無く、バラバラになってしまうもしくは1人だけが園に入れない可能性もあることを考慮しなければいけません。
自治体によっては双子や三つ子であることによって加算ポイントが付けられるケースもありますが、これは自治体によって異なるので現在自分の住んでいる地域の役所へ相談をしてください。
保育園選びにも注意しなければならない
通常の保活でも保育園選びは大切な要素の一つとなっていて、見学や資料請求などをして子どもを育ててくれる保育園を選びますが、双子や三つ子の場合は更に慎重に園を選ばなければいけません。
上記でも紹介したように、自治体によっては双子や三つ子の場合、入園する保育園が分けられてしまうケースもあります。
そのため、保育園側としても双子や三つ子の保育経験が無いケースも考えられます。
その他にも小さな子どもの場合、発熱や風邪などによって体調を崩しやすく保育園を休ませなければならないケースも多いです。
このような場合に、片方の子どもは預かってくれるのか確認しておいたほうが良いでしょう。
園によっては親が仕事を休んでいる場合は子どもを登園させてはいけないというルールを敷いているケースもあります。
このように、保育園のルールによってどのような保育をしてもらえるのか、対応をしてくれるのかが大きく異なりますので、保活をする際にはこの辺りのこともキチンとチェックしなければいけません。
待機児童数の多い地域ではさらに困難
双子や三つ子が生まれた場合の保活は通常の保活よりも難しいということを紹介しましたが、待機児童数の多い地域では更に大変です。
そもそも待機児童というのは「保育園に入園したくても定員数が上限のために入園できなかった子どもの数」のことを指します。
待機児童というのは都会になればなるほど多くなる傾向にあり、その地域の人口と比例していると考えても良いでしょう。
ちなみに、都会では待機児童問題が取り上げられていますが、同じ日本国内でも地方に行けば待機児童問題など一切ない地域も多いです。
そのような場合は双子や三つ子の保育経験が豊富な保育園も多く、登園のルールについても融通が効くケースも多いので、安心して育てられる環境が整っています。
保活は子どものことを考えて起こす行動となっていますが、もしも仕事でのキャリアや業務内容に問題が無いのであれば地方に引っ越すことも考えたほうが良いでしょう。
子どもの保育園が分かれてしまった場合の対処法について
自治体によっては子どもが別々の保育園に入園してしまうことも考えられますが、このような場合は、親の労力は数倍に跳ね上がると考えたほうが良いでしょう。
単純に送迎することを考えただけでも同じ保育園ならば一緒に登園できますが、別々の保育園だと送迎の労力が2倍以上になります。
そして、保育園によって持ち物が異なったり、園の行事が異なったりすることも多いので、家の中で行う準備も大変です。
こちらでは、子どもの保育園が分かれてしまった場合の対処法について何点か紹介します。
外部サービスを利用する
近年では、家事代行サービスも進化してきており、保育園の送迎をお手伝いしてくれる業者もあります。
「保育園 送迎 家事代行サービス」などで検索し、自分に合った業者を見つけてみましょう。
認可保育園以外の園を検討する
保育園には、認可保育園だけでなく、認可外保育園や小規模保育園なども視野に入れて検討しましょう。 認可外保育園に入園させていると、保活の加点がつく自治体もあります。 認可外保育園に通わせつつ、認可保育園の抽選を毎月受けることもできます。
1歳児や2歳児の際に転園できるように交渉する
子どもが別々の保育園に入園してしまった場合に、1歳児や2歳児からでも同じ園に入園できないか交渉することが大切です。認可保育園は毎月再抽選を行なっている自治体もあります。
もしくは、0歳児の間は育児休暇や外部のサービスを利用することで保育をして、1歳児や2歳児から同じ保育園に入園するというのもオススメです。
ただし、0歳児の入園に比べて1歳児や2歳児はそもそもの受け入れ枠数が少ないので、その点では心配が残ります。
色々な問題がありますが、自治体や保育園と交渉することで改善することも多いので、まずは相談をすることから始めると良いでしょう。
手が足りないときに利用できるオススメサービスとは
双子や三つ子が生まれた際の保活では通常の保活よりも労力は大きくなります。
そのため、出来ることならば夫婦揃ってまたは夫婦の祖父母も一緒に育児に携われる環境を作るのがオススメですが、家庭の事情で祖父母や夫または妻の協力を得られないケースもあります。
そのような場合には行政や地域が提供しているサービスを利用するのが基本です。
こちらでは、保活での手が足りない際に利用できるサービスについて紹介します。
公的機関の提供しているサービスを利用する
保活で手が足りないときに利用できるサービスとしては、公共・民間を問わずに様々なものがありますが、まずは公的機関が提供しているサービスから探すのが基本です。
その理由としては、公的機関が提供しているという安心感の他に、料金が安いとか補助金や助成金を利用できるといった金銭的な理由も挙げられます。
公的機関が提供している子育て支援制度の探し方がわからないという方も多いと思われますが、まずは自分が住んでいる自治体の役所に相談をしたり、政府広報オンラインなどで探したりすることがオススメです。
このようなサービスでは入園できる保育園を探すだけではなく、子育てと仕事を両立できるか不安な方に向けての取り組みなども行われているので安心して相談することが出来ます。
地域で利用できるサービスの中から厳選する
地方では待機児童がゼロの地域も多く、保育園に任せられる環境が整っていることも多いですが、都会では待機児童数が多く問題化しています。
そのため、都会になればなるほど子育て支援の外部サービスが充実しているのですが、例えば東京都の場合は東京ウィメンズプラザが提供する「パパとママが描くみらい手帳」というサービスが提供されています。
このサービスでは家庭生活と仕事を両立しながら子育てをしたい人を応援しているサービスとなっていて、保活だけではなく様々なシーンで手助けをしてもらえます。
もちろん、金銭的な問題ならば補助金や助成金の申請方法などもレクチャーしてもらえるので、気になることがあれば相談してみると良いでしょう。 「自治体名 多胎育児 支援」などで検索してみてください。
同じ多胎育児をしている保護者と繋がる
「自治体名 多胎育児 サークル」などで検索すると、多胎育児をしているサークルなどがよく出てきます。そこで保護者の方々と繋がり、先輩パパママからアドバイスをもらうのも一つの手でしょう。
まとめ
今回は双子や三つ子を育てる際の保活について紹介しました。
地方では双子や三つ子でも1人のときと同じように保活が出来るケースも多いのですが、都会になると待機児童問題もあり、双子や三つ子では同じように保活をするのが難しくなります。
双子や三つ子の保活は難しいですが、肝心なことは1つだけです。 「困ったときは誰かに相談をする」 このことだけを覚えておいて貰えれば、誰かに助けてもらうことが出来ます。
自分がSOSを出さないと誰かに助けてもらうことも出来ないので、困ったときはすぐに誰かに相談をするようにしてください。