富岡町立夜ノ森幼稚園

子どもたちが「友だちと楽しく遊び、自分で考え行動し、思いやりを持って優しくかかわれる力」を培うために、一斉的な活動と子どもたちが主体的になって遊び、互いに協力し合って学んでいく活動の２つの教育を実践している。 幼小中一緒の学校の為、行事も避難訓練・運動会・学習発表会など合同で行うことも多い。 これら、小・中学生と一つの目標に向かって取組ことでの達成感を身につける。 主体的な活動では、自分たちの興味・関心のあることにじっくり向き合い遊びこむ経験を重ねることで、積極的に考え・試し、さらに探求しようとする。 個々の自発性と、子ども同士が互いに協力し、知恵を出し合いながら共通の目的や個人の力だけでは困難な課題を達成することで協同性を育んでいる。

東日本大震災を乗り越え三春町に立地する今の状況をふまえ、富岡町の幼稚園としての教育の充実を図っていく。 理念「ふるさとを想う心」「友達を想う心」を育む教育。 教育目標「友達とあそべる子」「よく話をきける子」「思いやりのある優しい子」重点目標「環境を生かした保育の中で健やかな成長を育み、年齢に応じたあそびの中に楽しさ・喜び・学びを見つけることができる」これらの目標を具現化するために、教師は幼児と信頼関係を十分に築き、幼児と共によりよい教育環境づくりに努める。 幼児一人一人の発達の特性を生かしながら、共に育ちあう温かい仲間作りを目指す。 いろいろな人やモノと関わりあう中で、驚き、喜びや満足感など豊かな感動体験を味わわせ人や物を思いやるやさしい心情を育む。 家庭との連携を密にし、共に子どもの育ちを理解する。 すべての職員が創意を生かし、協同的な意識を持ち、相互の信頼関係のもとで一丸となって教育目標の具現化に努める。

・東日本大震災で避難しての再園のため、少人数保育である。 満３歳から年長児までを保育。 年齢ごとの保育をしつつ、異年齢での活動も多く、仲良く生活できる。 ・年齢のみに偏ることなく、発達状況に応じたきめ細やかな保育を行っている。 ・朝活として小学生と一緒の「サン活」で基本的な運動メニューを、クラスでの「スイッチ」で色々な体を動かして楽しむメニューをとりくみ、運動能力の向上、自主的・主体的に活動することができるようにと、行っている。 ・自然豊かな三春町の学校の良さを生かし、春は広い敷地内の桜の下で花見。 夏は野菜の栽培・収穫・おやつ作り、冬は雪び。 季節を感じる保育、実際に見て、聴いて、嗅いで、触って、味わって、五感に響く楽しい体験を重ねていく。 ・小中学校と一緒の校舎なので、日常的に小中学生との交流がある。 また、行事についても運動会、避難訓練、学習発表会等合同でのものも多く、小学校入学の際、学校生活への移行がスムーズである。 ・養護の先生の歯科指導、栄養技師の先生からの食育指導、ALTによる英語あそびも楽しく行っている。 小中学校の先生方に見守られ、関わってもらい日々の生活を楽しく送っている。