錦保育園

子どものことを知らないために、子どもの足りない面を埋めて皆同じような形にしよう。 又は、団体行動をはみ出さないような内容を考えている施設が多いことか。 　子どもは未熟で備わっていない生き物ですが、未熟でも人格としては、大人と同格です。 この子どもの人権を大事にして育てるということは、子どもの求める（必要）食事、睡眠、遊びを大人が理解して『ゆっくり、たっぷり、見守って』生活を組み立てる内容が大事と思っていますので、『水、土、散歩、動物、集団遊び、年長期における各種の体験、自己表現活動としてお絵かき、その絵から大人は、子どもが今幸せかどうかを見ぬくこと等々』を中心にして生活を大事にしていく内容です。

　子どもは、一人ひとり違います。 感情も経験も未熟で、様々な配慮と学習が求められます。 違いの背景は、親も（たとえ夫婦であってもDNAも違って違う存在です）。 生理的にも育ちも学びも違い。 子どもに対する愛情のかけ方も育て方に対する価値観も違います。 　子どもの育ちはプログラミングされた道筋によって成長する面と親も含めて環境によって発達する面とがあり、その育ちを考えると、いかに親とともに学習して子どもを育てるかを考えると、運営としては父母会や各クラスの親の会を大事にして、行事等も一緒に汗を流す方法を考えております。