山手幼稚園

幼稚園教育は、知識や技能を教える事を第一義に考える教科教育（小学校以降の教育）ではなく、心情（好奇心・憧れ・驚き等心が動く体験から生まれる）意欲（やってみたい・知りたい・試したい等動機が高まる心）態度（自分から行動し、取り組もうと繰り返す姿勢）を優先しています。 最近の研究では、人の生涯にわたる幸せを支える力になるのは、社会情緒的側面の特徴や特性であると言われています。 自分の個性を活かしながら、環境（人的・物的）とかかわり合い、その中でそれぞれの幸せの形を見付け自分の力でやり遂げていく力です。 山手幼稚園は、大勢の園児や職員（人的）・広い園舎や農園等（物的）の環境があり、子ども達が自分で判断し、繰り返し経験しながら自分らしく生きていく環境があります。 この環境の中で、子ども本来の「見たがり、知りたがり、やりたがり」の特性を活かし、ものごとを生き生きと捉え「なるほど、ほんとうだ」と納得し、「分かること」から全身を動かし充実した遊びへと発展していく保育を目指していきたいと考えています。

学校教育法第22条に従って義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とします。

＜発見と問題解決＞・不思議なものや美しいもの・未知のもの等に驚いたり、関心をもって関わったりしようとする。 ・いろいろなものに関わり、周囲の子ども達や大人にたずねたり、自分で調べたり試したりしながら試行錯誤する過程を楽しみ、そのものの特性（例えば土・紙・水等がもっている特徴や変化）に気付いたりする。 ・発見した喜びを味わったり、人に伝えたりして、意欲的に関わろうとする。 ＜理由ある行動＞・季節や天候に合わせて服や道具を使いこなす。 （帽子・手袋・上着・雨傘等）・使った道具や用具をもとの場所へ片付ける。 ・最初と最後の様子や過去と現在の状態から、つながりや原因・結果を考えたり、予測したりする。 ＜言葉への関心＞・人の話や絵本・図鑑・テレビや新聞等の情報から、自分の周りの出来事に関心をもつ。 ・うなずいたり相づちを打ったりしながら相手の話を聞き、「なるほど」と納得したりする。 ・出来事やものの特徴を、自分の言葉で説明をする。 　子どもたちが健やかに育つために、大人の視点からの“ふさわしさ”ではなく、子どもにとっての意味ある“ふさわしい世界”を考えて保育をしていきます。